日本からタイへの外貨送金のやり方 送金手順と手数料徹底比較編

日本の銀行からタイの銀行に外貨送金しましたので、少し専門的な内容になりますが私の体験した送金方法と手数料を共有します。いろいろ、調べてみましたが100万円以上であればハンドキャリーを除けば銀行送金がベターだと思います。少額の場合は銀行送金以外の送金方法を試した方がいいと思います。

日本からタイへの外貨送金のやり方

まとめ

・タイ銀行の受け取り時の両替手数料はUSドル建て送金が有利
・FX会社でUSドルに両替してから送金すると低コスト
・日本滞在中に新生銀行、三井住友銀行などで、外貨送金の事前手続きをしておくのが懸命(反省材料)

前提条件

・タイから見て外貨で送金し、外貨送金証明書を入手する。
・日本に戻らず、タイ国内から送金手続きを完了する。
・手数料はなるべく安く抑える。

パタヤでもリタイアメントビザ取得の際に、外貨送金証明書か外貨持ち込み証明書の提示が必要との情報を得ましたので、予定外の外貨送金が必要になりました。初めは日本に一時帰国して手続きをしようと考えていましたが、春休み中の飛行機チケットが意外に高かったため、タイ国内からオンラインで送金手続きを完了しました。

自分で現金を持ち込む場合はこちらから:タイに現金をハンドキャリーして、外貨持込み証明書のもらい方

送金スキーム(手順)

・YJFX(FX会社)で日本円からUSドルに両替し、三井住友銀行の外貨口座に送金する。
・三井住友銀行の外貨口座から、USドルをそのままタイのサイアムコマーシャルバンクに送金する。
・サイアムコマーシャルバンクでUSドルを受領後、タイバーツに自動的に両替される。

タイ銀行の両替手数料がUSドルのほうが安くなるため、USドルで外貨送金しました。また、三井住友銀行の両替手数料は高いため、YJFXでUSドルを両替しました。YJFXでは出金手数料の1,500円と僅かな為替手数料のみでUSドルに両替(現金引き出しは不可能)できます。トータルで2回両替が必要になりますが、USドル建てで送金したほうがトータルで低コストになります。

必要な金融口座

・三井住友銀行の総合口座(オンラインバンキング)
外貨送金サービスの開始手続き
USドルの外貨口座
・YJFXのFX口座
・タイの受取銀行口座

三井住友銀行は総合口座の他に、郵送で外貨送金サービスの申込みとネットで外貨口座の開設が必要になります。YJFXは普通のFX口座で、開設料や口座維持費などは無料です。タイの銀行は開設済みのサイアムコマーシャルバンクを利用しました。

日本側に送金銀行

外貨送金のポイントは日本からの送金銀行の選択です。オンラインで外貨送金のできる銀行は限られており、網羅的に調べていませんが新生銀行、SMBC信託銀行(旧シティーバンク)、三井住友銀行くらいだと思います。総合口座の開設の際には、日本で郵送などによる手続きが必要だと思います。

初めは外貨の取扱いに強い、新生銀行から送金を考えていたのですが、あらかじめ登録した送金先しか送金できません。送金先の登録は店頭のみで受け付けているようで不可能でした。

旧シティーバンクにも銀行口座を持っていましたが、残高をゼロにしていたら口座を閉鎖されてしまった経緯がありこちらも不可能です。

諦めかけていた時に、三井住友銀行で新しい外貨送金サービスができたこと知りました。送金先もオンラインで登録できるようです。しかし、こちらも外貨送金サービスの開始に当たり、郵送での手続きが必要でした。早速、申込書をダウンロードしてみると、印鑑押印欄があり、印鑑を持ってきていないため挫折しかけました。結局、家族に申込書と免許証の写真をpdfで送り、代筆と押印後に郵送してもらい、外貨送金サービスの申込みが完了しました。問い合わせの過程で三井住友銀行から誤った情報を伝えられ一悶着あったのですが、オンラインからUSドルの外貨口座を開設して準備完了です。

送金通貨

次に送金通貨の選択になります。タイから見るとバーツ建ては外貨では送金ありませんので除外しました。実質的な選択肢は日本円かUSドルになります。

タイの銀行では外貨を着金時に自動的に銀行の為替レートで外貨からタイバーツに両替されますので、為替手数料を比較してみました。下図はサイアムコマーシャルバンクの為替レート表(スプレッド)で、片道の手数料を計算してみるとUSドルは1.0%、日本円は2.5%でした。意外と日本円とUSドルのスプレッドに差があり、日本円だと2.5%も両替手数料が掛かります。100万円送金したらタイの銀行手数料だけで2万5千円も掛かってしまいますので、USドルで送金することにしました。タイの銀行は想像していたより両替レートが悪いようですので、普通の両替であれば街中の両替商を使うほうがベターだと思います。

USドル: ((35.14-34.44)÷2) ÷ ((35.14+34.44)÷2) ≒ 1.0%

日本円 : ((32.06-30.48)÷2) ÷ ((32.06+30.48)÷2) ≒ 2.5%

一方、日本側の銀行手数料は送金手数料以外にも、日本円の場合は円為替取扱手数料、外貨の場合はリフティングチャージか両替手数料が掛かります。円為替取扱手数料とリフティングチャージどちらも同じような金額(三井住友銀行は共に2,500円)です。

日本円からUSドルに両替する為替レート(手数料)は、銀行によって大幅に違います。ドル円の場合、三井住友銀行は通常片道で1円、オンライン取引で0.5円、新生銀行は通常コースで0.15円です。

手数料

分かりやすくするために10,000USドル(1USドル=112円で計算)を送金した場合の手数料を比較してみました。専門家ではありませんの間違っていたらすみません。USドル建て(SMBC)は三井住友銀行の総合口座から日本円をUSドルに両替して送金する場合です。USドル建て(YJFX)は私が実際に送金した方法で、FX会社でUSドルに両替をする場合です。ハンドキャリーは現金を持ち込んで、タイの両替商で両替した場合です。SIAM EXCHANGEの為替レートを例に、0.25%で計算しています。タイ銀行で送金明細の確認が出来きていないため、中継銀行手数料と受取手数料は不明です。上手く行けはゼロで最大でもそれぞれ1,000バーツ程度だと思います。

項目日本円建USドル建
(SMBC)
USドル建
(YJFX)
ハンド
キャリー
送金手数料3,500円3,500円3,500円
円為替取引手数料2,500円
リフティングCH2,500円
為替手数料(日本)10,000円1,500円+15円
中継銀行手数料不明不明不明
受取手数料不明不明不明
為替手数料(タイ)28,800円100ドル
(11,200円)
100ドル
(11,200円)
2,800円
合計34,800円24,700円18,705ドル2,800円

日本円建ての送金は為替取引が1回で済みますが、タイ銀行の為替手数料が高くなります。

USドル建て(SMBC)は三井住友銀行の総合口座から日本円をUSドルに両替して送信をする方法(外貨口座不要)です。リフティングチャージは免除されますが、両替手数料が片道1円のため、10,000円の両替コストが掛かります。

表には記載していませんが、三井住友銀行のUSドルの外貨口座から、USドルを直接送金することもできます。こちらは、オンライン取引であれば、両替手数料が片道0.5円になります。但し。リフティングチャージが必要になりますので、為替手数料5,000円+リフティングチャージ2,500円が必要になります。

USドル建て(YJFX)はFX会社で現受けという方法で日本円をUSドルに両替し、両替したUSドルを三井住友銀行の外貨口座に出金した場合です。YJFX会社のドル円の為替手数料は往復0.3銭(片道0.15銭)の桁違いの安さです。外貨の送金手数料が1,500円掛かりますが、手間を掛けるメリットはあります。

最後にハンドキャリーで自分で持ち込み、タイの両替商で両替する場合です。タイの両替商は健全な競争原理が働いていますんので低コストでタイバーツに両替できます。手続きがもっとも簡単で、コストも掛からないのはハンドキャリーです。但し、日本で100万円相当以上の現金の持ち出し、タイで20,000USD相当以上の外貨の持ち込み時は税関申告が必要になりますので注意しましょう。また、現金を持ち歩くことはリスクを伴いますので、ご自身で慎重にご判断ください。

少し、専門的で難しい内容になってしまいましたが、どこかでお役に立てれば幸いです。次回は後編として実際の送金手続きを紹介します。

後編はこちらから:日本からタイへの外貨送金のやり方 送金手続き編

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