日本からタイへの国際送金1 送金方法と手数料

日本の銀行からタイの銀行に国際送金しましたので、送金方法と手数料を共有します。今回はタイに滞在中にオンラインで送金手続きを行いました。

いろいろ調べてみましたが、ある程度の金額を送金する場合は、ハンドキャリーを除けばFX会社でUSドルに両替してから送金する方法が最も安く送金できるようです。

2018年11月9日追記
手数料比較を直近数値に見直しました。

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日本からタイへの外貨送金のやり方

現在タイでリタイアメントビザの取得を目指しており、今回の外貨送金は以下の条件を満たすように外貨送金を行いました。

・タイバーツ以外の通貨で送金し、タイの銀行で外貨の送金証明書を入手する。
・日本に戻らず、タイ国内からオンラインで送金手続きを完了する。
・手数料はなるべく安く抑える。

日本の送金銀行

日本の銀行は横並びのサービスが多いのですが、外貨送金は銀行によってかなりサービス内容が異なります。オンラインで外貨送金のできる銀行は限られており、新生銀行、SMBC信託銀行(旧シティーバンク)、三井住友銀行が外貨送金に強い銀行だと思います。

私は偶然にも3銀行の口座を持っていたのですが、旧シティーバンクは残高をゼロにしていたら口座を閉鎖されてしまいました。また、新生銀行はあらかじめ登録(日本で受付)した送金先しか送金できないようで、今回は三井住友銀行から送金しました。三井住友銀行は最近オンラインの外貨送金サービスを始めたようです。

タイの受取銀行

タイの受取銀行は普段使用しているSCB(サイアムコマーシャルバンク)を利用しました。SCBの口座は外貨で送金すると受取時に自動的にタイバーツに両替されて振り込まれます。

送金スキーム(手順)

送金はタイの銀行の両替手数料が日本円よりUSドルの方が安いのでUSドルで送金することにしました。また、三井住友銀行の日本円からUSドルへの両替手数料は高いので、YJFX(FX会社)でUSドルに両替しました。YJFXでは出金手数料の1,500円と僅かな為替手数料のみでUSドルに両替できます。トータルで2回両替が必要になりますが、1万ドルを送金する場合はUSドルで送金したほうがトータルで安くなります。

1.YJFX(FX会社)で日本円からUSドルに両替し、三井住友銀行の外貨口座に送金する。
2.三井住友銀行の外貨口座から、USドルをタイのSCBに国際送金する。
3.SCBでUSドルを受取後、自動的にタイバーツに両替される。

三井住友銀行、YJFX、SCBに金融口座が必要になりますが、私はすでに口座を持っています。三井住友銀行の外貨送金サービスはオンラインで送金できますが、郵送でサービス開始の申し込みが必要なるのが課題になります。

送金手数料比較

三井住友銀行からタイのSCBに1万USドル(112万円)を送金した場合の手数料を比較してみました。(多分あっていると思います)

外貨送金の手数料は複雑なため結果のみを掲載しますが、YJFXでUSドルに両替して送金するのが一番安くなりました。但し、安いと言っても1万USドルドルを送金すると合計で14,865円の手数料が必要になります。ハンドキャリーでは現地両替手数料の2,500円のみなので大差になりますが、安全性をどのように考えるのかがポイントになります。

項目日本円送金USドル送金
(SMBC両替)
USドル送金
(YJFX両替)
ハンド
キャリー
送金手数料3,500円3,500円3,500円
円為替取引手数料2,500円
リフティングCH2,500円2,500円
為替手数料(日本)5,000円1,500円+15円
中継銀行手数料
受取手数料500バーツ
(1,750円)
500バーツ
(1,750円)
500バーツ
(1,750円)
為替手数料(タイ)16,800円50ドル
(5,600円)
50ドル
(5,600円)
2,500円
合計24,550円18,350円14,865円2,500円

※.タイ両替手数料:USドル 0.5%(SCB)、日本円 / 1.5%(SCB)/0.2%(両替商)

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コメント

  1. 中垣洋二郎 より:

    タイへ何度か送金しました。私の口座はBangkok銀行なので東京駅近くのBangkok銀行東京支店から送金しました。マネロンなど警戒されあれこれ聞かれたが、同行のタイでの貯金通帳、パスポートとATMカードを見せたらOKになりました。2回目からは「送金カード」を作ってくれるので簡単です。ハンドキャリーは簡単ですが、特に夜遅くに到着した場合は口座に入金するまで絶対に眼を離さないことです。

    • shepherd より:

      中垣洋二郎様
      日本からタイに限らず海外への送金は、比較的簡単かと思います。
      しかし海外から日本への資金引き上げは、いろいろな規制があり注意が必要かと思います。
      いろいろと懸念事項はありますが、一番ハンドキャリーが手っ取り早いです。