実録:自力で取るリタイアメントビザ パタヤ2

2回目はリタイアメントビザ取得に必要な、具体的な書類を紹介します。タイ語の書類もあり内容が分かりにくいので、写真も掲載しますのでご参考にしてください。アパート関連の書類の要求は特殊なケースかもしれませんが、私が体験したことを事実として掲載します。

リンクはこちらから:実録:自力で取るリタイアメントビザ パタヤ1

実録:自力で取るリタイアメントビザ パタヤ2

必要書類

リタイアメントビザの申請に必要な書類は以下になります。青字の記載してあるところが特に注意が必要な項目で、実際に私が指摘された項目です。

■申請書関連
・TM.87(ノービザ)かTM.86(ツーリストビザ)の申請フォーム
・写真2枚 4×6cmか2インチ
・申請料 2,000バーツ
・コピー代 60バーツ位(申請書受領時にコピー提出が必要)

■パスポート関連
・パスポート⇒滞在期限が15日以上あること
・パスポートのコピー(顔写真ページ、入国スタンプ、出国カード)

■銀行預金関連
・預金通帳⇒2日以内の記帳が必要、80万バーツ預金を60日経過
・預金通帳コピー(全ページ)
・残高証明書⇒発行後3日有効
・外貨の送金証明書か持ち込み証明書⇒私は不要でしたが必要な可能性あり

■住居証明関連
・アパートの契約書
・オーナーのIDカードのコピー
・オーナーのIDカードに記載されている住所の登記簿のコピー
・アパートの登記簿のコピー
・外国人の滞在届(?)⇒アパートオーナが申請(初めてみた書類)
・手書きの地図

申請書

リタイアメントビザの申請書はイミグレーションオフィスの受付でもらえます。ノービザからの申請はTM.87、ツーリストビザからの場合はTM.86の様式のフォームを利用します。記入方法に難しい項目はなく、パスポート情報とアパート住所があれば記入できると思います。滞在目的の欄は、「Travel in Thailand」くらいの表現で問題ないと思います。パタヤの場合は裏面のサイン欄の上の空きスペースに電話番号を記入します。申請書はあまり厳しい確認をしていないようですので、取り敢えず全ての欄が埋まっていれば問題ないと思います。記入はコピーと区別するために、黒色より青色のペンを使用したほうがよいと言われています。

写真は2枚必要で、1枚は申請書に貼り付けます。もう1枚は、申請が受理された時に申請書類一式のコピーを取り、一緒に提出します。サイズは4cm×6cmか2インチで、街の写真屋さんか、イミグレーションオフィスで撮影できます。

申請料は2,000バーツです。申請が受理されるときに申請書類一式のコピーが必要ですので、小銭も必要になります。

■リタイアメントビザ申請書(ノービザ用)

証明写真の撮り方や書類のコピーの仕方は下記の記事を参考にしてください。証明写真の撮影とコピーはイミグレーションオフィスでもできます。

リンクはこちらから:タイ・パタヤで運転免許証を取得しました 中編(居住証明書、健康診断書取得など)

パスポート関連

ノービザ入国かツーリストビザからリタイアメントビザを申請できますが、15日以上の滞在期限が残っていることが必要です。15日以上の滞在期限がない場合には事前に30日のビザ延長か出国が必要になります。タイに到着したらなるべく早めに申請することをお勧めします。

申請にはパスポートの原本とコピーが必要です。コピーは顔写真のページと入国スタンプと出国カードの3点セットです。タイで各種の証明のためにコピーを提出するときには、全てのコピーにパスポートと同じサインが必要になりますので覚えておくといいと思います。他のコピー文書にもすべてサインをするようにしてください。場所は右下の空きスペースで問題ありません。

銀行預金関連

リタイアメントビザの申請要件にタイの銀行に80万バーツ以上の銀行預金があることが必要になります。パタヤの場合は規定と解釈が異なっているようにも思いますが、初回申請でも60日間以上の預入期間が必要です。90日間ではありません。

近年タイでは銀行口座の開設が難しくなっているようです。私は5年くらい前にタイの証券会社に紹介状を書いてももらって銀行口座を開設しましたが、現在この方法は使えません。私は明確な口座開設方法をを知らないため、ご自身でお調べください。

預金通帳のコピーと残高証明書

銀行預金額を証明するのは銀行の預金通帳とタイの銀行が発行する残高証明書の2種類です。預金通帳は2日以内の記帳が必要とのことでしたので、直前に現金を引き出すなどして残高を更新します。預金通帳の原本提示とコピーを提出します。規定では預金通帳の全ページのコピーが必要になっております。

銀行預金の残高証明書はタイの銀行で発行してもらえます。銀行に行ってBank Certificateといえば、比較的簡単に通じるのかと思います。残高証明書はタイ語のカバーレターと取引明細の2ページ構成で、取引明細は3ヶ月以上記載してもらうように指示します。取引明細は前日までの取引しか記録されないため、前日に現金を引き出すなどして残高を更新し、申請の当日に残高証明書を発行してもらうと、残高証明書と預金通帳の残高が合致していいのかと思います。私のケースでは申請日に通帳の記帳が古いことを指摘されて、預金を引き下ろして記帳を行ったため、残高証明書と通帳残高に相違がありましたが問題ありませんでした。この辺りは管理官の裁量にもよりそうですので、可能なら残高証明書と預金通帳の金額を合わせておいたほうがベターだと思います。

残高証明書のカバーレターはタイ語で書いてありますが、名前、口座番号、残高は厳しくチェックされますので、しっかり確認した方がいいと思います。サイアムコマーシャルバンクの残高証明書はワープロの手入力ですので、タイプを間違える可能性は十分あります。残高証明書は発行後の3日以内が有効のため、申請する日に発行してもらうのがいいと思います。サイアムコマーシャルバンクの残高証明書の発行手数料は300バーツです。

■残高証明書1枚目 カバーレター

■残高証明書2枚目 取引明細

外貨の送金証明書か外貨の持ち込み証明書

80万バーツ以上の現金をタイに持ち込んだときに、外貨の送金証明書か持ち込み証明書を入手した方がいいと思います。私の場合、最終的に申請が受理された時は不要でしたが、申請に失敗したときには事実として要求されましたので、準備しておくことをお勧めします。これらの証明書はタイ国内で不正に取得したお金でないことを証明する書類だと思います。

日本の銀行からタイの銀行に外貨送金したときには外貨の送金証明書、ハンドキャリーでタイに現金を持ち込んだ場合には外貨の持ち込み証明書を入手します。手数料の有利なのはハンドキャリーでの持ち込みですが、銀行送金の方が安全ですのでご自身で判断ください。私は銀行送金とハンドキャリーでそれぞれ40万バーツ程度の証明書を取得しました。

銀行送金の場合は必ず外貨(タイバーツ以外)の送金が必要で、日本人の場合は一般的に日本円か米ドルになると思います。外貨の送金証明書はタイの銀行で無料で発行してもらえますが、サイアムコマーシャルバンクはバンコクの口座の開設支店でないと不可でした。私の場合は外貨の送金証明書の意図が銀行員に伝わらずたいへん苦労しました。送金証明書のタイトルは「Advice for customer – Inward Transfer」です。不安でしたら以下の文書をスマホに表示させて銀行員に見せるといいと思います。発行手数料は無料です。

英語 ⇒ Bank Transfer Certificate from abroad
タイ語 ⇒ ใบรับรองการรับเงินโอนต่างประเทศ
「Sabaijai Consulting Co.,Ltd様のWEBより引用」

外貨の持ち込み証明書は空港の税関申告カウンターで貰えます。タイの空港で入国手続をして荷物を受け取った後に、通常の緑のレーンではなく赤色の税関申告のレーンに並べば発行してもらえます。私がドンムアン空港で取得した時は現金を確認するわけではなく、自分の申告した金額で発行してくれました。また、持ち込み額が20,000USD相当以上でないと、外貨の持ち込み証明書が発行されなかった事例も聞いたこともあります。20,000USD相当は外貨の無申告での持ち込み制限額です。発行手数料はこちらも無料です。

■外貨の送金証明書

■外貨の持ち込み証明書

外貨送金、外貨の送金証明書、外貨の持込み証明書のもらい方の詳しい手順は、下記の記事を参考にしてください。

リンクはこちらから:日本からタイへの外貨送金のやり方 送金手続き編

リンクはこちらから:日本からタイへの外貨送金のやり方 送金手順と手数料徹底比較編

リンクはこちらから:タイ外貨の送金証明書のもらい方 苦労しました

リンクはこちらから:タイに現金をハンドキャリーして、外貨持込み証明書のもらい方

アパート関連

アパート関連の書類は要求事項が最後まで明確にならず、苦労しました。最後はアパートの管理人と一緒にイミグレーションオフィスに行き問題を解決しました。今回の要求事項ではアパートの管理人の協力がなければ解決できなかったと思います。管理官の言うことも曖昧で要求内容も度々変わっており、私もいろいろ言いたいことはありますが、ここでは最終的な結果だけを記載します。

アパート関連の必要な書類

最終的に必要だったのは、6種類の書類が必要でした。想定外だったのは不動産の登記簿のコピーは2種類必要で、一つは借りているアパート、もう一つはオーナーのIDカードと同じ住所の登記簿が必要でした。もう一つは邦訳が不適切かもしれませんが「外国人の滞在届」が必要でした。初めて聞いた書類ですが、外国人にアパートを貸した時にアパートを貸す側が届けるもののようです。

1.アパートの契約書
2.オーナーのIDカードのコピー
3.オーナーのIDカードに記載されている住所の登記簿のコピー
4.アパートの登記簿のコピー
5.外国人の滞在届(?)
6.手書きの地図

5の外国人の滞在届以外は、要件さえ明確であれば、アパートオーナーが近くにいれば難しいものではありません。アパートの契約書はアパート側で作ってもらえます。オーナーのIDカードはタイ人なら誰でも持っています。登記簿は最初はアパートの住所の登記簿のみを要求されたのですが、結局はオーナーのIDカードの記載されている住所の登記簿も必要になりました。登記簿の住所はタイ語で書いてありますので、番地などの数値をみて判断するといいと思います。手書きの地図の意図は不明ですが、A4のペーパーに手書きの地図を書くように要求されました。簡単にアパートの地図を書いておけば、内容をチェックされず受理されました。これらの文章はタイ語の文書もありますが、要件さえ明確になっていれば入手は難しくはありませんが、3の登記簿を後出しで要求されたため大変困惑しました。

■アパートの賃貸契約書

■IDカード

■不動産の登記簿

外国人の滞在届

邦訳が適切ではないかもしれませんが、最終的に「外国人の滞在届」というものが必要になりました。管理官とアパートの管理人の話し合いの結果ですので経緯は分かりませんが、明らかに後から追加で要求された書類です。アパートを貸す側がイミグレーションオフィスに外国人の居住を届け出るもののようです。申請書のタイトルには「NOTIFICATION FORM FOR HOUSE-MASTER, OWNER, OR THE POSSESSOR OF THE RESIDENCE WHERE ALIEN HAS STAYED」と書いてあります。

届けはアパートの管理人が全て手続きを行ってくれましたので詳細は不明です。イミグレーションオフィスの左側の記帳スペースの後ろ側のパーテーションで届けをしました。申請者は私の名前でなくアパートの管理人でしたので、アパートのオーナーか代理人がイミグレーションオフィスに行く必要があると思います。届け出には私のパスポートとパスポートのコピー3点セットが必要でした。アパートの管理人が何やら管理官に内容を説明をして、届けが受理されました。受理されると「RECEIPT OF NOTIFICATION」と書かれた受領書(半券)をもらえました。費用は多分無料だったと思います。

■外国人の滞在届の申請書

■外国人の滞在届けの受領書

以上が私がリタイアメントビザの申請に使用した書類の全てです。アパート関連の書類は何が本当に必要か分かりませんが、他の書類はタイ国内でほぼ同じだと思います。特に銀行関連の書類については、別記事で詳しく書いていますので参考になると思います。

明日は最終回として申請日当日の様子をお知らせします。

リンクはこちらから:実録:自力で取るリタイアメントビザ パタヤ最終回

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