10年リタイアメントビザの要項が発表

タイの新しい10年リタイアメントビザの要項が、ローカルニュースサイトのPATTAYA ONEに掲載されていましたので紹介します。

当記事はニュースソースから私なりに解釈した結果に過ぎず、かならずしも実際の運用と同じになるとは限りませんのでご注意ください。特に初期は変更が頻繁に起き混乱する可能性があります。

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新しい10年リタイアメントビザ

新しく10年間有効のリタイアメントビザができることについては既に発表されていましたが、この度タイ首相により正式に承認され、8月11日より新ビザが申請可能になるようです。

10年ビザ 要約

ニュース記事の後半に書かれている、概要について紹介します。適当に日訳を加えておきますが、誤訳があるかもしれませんので、必ず原文も確認ください。

黒字:ニュース記事/青字:邦訳(ポイントのみ)ピンク字:コメント
Thailand 10 year visa in brief:
– Over 50s only
50歳以上
– 14 nationalities eligible: Japan, Australia, Denmark, Finland, France, Germany, Italy, Netherlands, Norway, Switzerland, Sweden, Great Britain and Northern Ireland, Canada and United States of America.
– 日本含めた14カ国の国籍保有者が申請可能
– アジアでは日本のみ
– Minimum 3 million baht in Thai bank account
3百万バーツ以上の預金がタイの銀行にあること
– or combination of 1. 8 million in the bank and income not less than 1.2 million
– または、1.8百万バーツの預金と1.2百万バーツ以上の収入があること
– 1.2百万バーツは1年間の年金額を指していると思われる

– 3 million baht must be kept in account for one year, can be reduced to 1.5 million
under certain conditions
3百万バーツは銀行口座に1年以上保持すること その後は1.5百万バーツに減額できる
– 1年後からは1.5百万バーツは残っていればいいようだが、具体的な運用方法は不明

– Criminal background check from country you hold passport
– パスポート発行国が発行する無犯罪証明書が必要
– Health insurance provided by Thai company, Outpatient coverage minimum 40,000 baht, Inpatient coverage not less than 100,000 thousand baht
タイの保険会社で医療保険に加入すること 外来は40、000バーツ以上、入院は100,000バーツ以上の保険に加入
– 保険金額などは不明(年間10万円以上は必要?) 初年度以降の継続加入義務や確認方法は不明
– Not permitted to work
– タイ国内での労働は不可
– Unlimited entry valid for 5 years
– ビザは5年間有効で何回でも入出国できる
リエントリーパーミットは不要
– Fee is 10,000 baht
– 申請料は10,000バーツ
– リエントリーパーミット込みであれば現行ビザより割安

– 90 day report still required.
90日レポートは必要
– Visa issued in two 5 year periods
– ビザは5年×2回で発給される
実質的には5年間有効のビザ
その他の記事中のポイント
The new Non O X visa will be available from 11 August, with an official announcement expected imminently.
新しい10年ビザは8月11日から申請できる 近日中に公式発表がある予定
The Non O X visa does not replace the current annual retirement extension.
新しい10年ビザは従来のリタイアメントビザに替わるものではない
従来リタイアメントビザは存続

10年ビザのポイント

3百万バーツの銀行預金

10年ビザは3百万バーツ(1千万円)の銀行預金が必要になるようです。私の場合はいつまでタイに住むのか決めていないので、3百万バーツの送金はかなり躊躇する金額です。

また、タイのような新興国の通貨はUSドルや日本円に比べて、信用力が弱いこともリスクとして留意すべきことだと思います。通貨危機が起きて為替レートが急変動する可能性もあるので、過度のタイバーツを保有すべきでないと考えています。

医療保険

医療保険は保険料を確認していませんが、最低でも年間10万円くらいは必要だと思います。次年度以降の加入義務とチェック方法は明記されておらず、ビザ申請時に保険加入して、保険解約が通じるか否かはわかりません。

ちなみに私は日本の国民健康保険とクレジットカードの付帯保険(出国後3ヶ月)に加入しています。医療保険についてはもう少し具体的なリサーチが必要だと思います。

申請費用と手続き

10年ビザと言われていますが、実際には5年ビザと考えたほうが良さそうです。

リエントリーパーミットが含まれているようなので、5年間で10,000バーツなら現行の1年ビザより安くなります。現行のリタイアメントビザは毎年2,000バーツの申請料とリエントリーパーミットがマルチ3,800バーツシングル1,000バーツ必要です。

総括

10年ビザの要項がようやく発表されましたが、イミグレオフィスの運用がどうなるかは不透明です。しばらくは運用ルールの変更などで混乱が予測され、しばらくは様子を見たほうが賢明かと思われます。

私の場合ですが、現行の1年ビザは今後も存続するようなので、あえて10年ビザを申請する必要はないように感じます。いずれにしても、もう少し細かなことがわかるまでは静観するつもりです。

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ビザ・行政手続
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シェパードの東南アジア放牧記 from パタヤ

コメント

  1. ミヤマ より:

    こんにちは。

    ミヤマと申します。

    先日、NON-O、リタイアメントビザの申請を済ませた所です。

    シェパードさんのブログ記事のおかげで、無事に一回で済みました。

    ありがとうございます。

    また、こちらの記事に触発されて、3ヶ月の滞在期限内に NON-OX取得を目指す事になりました。

    ネット上にはこれに関する情報が見つからず、私が発信すべきかな、と言う思いもあります。

    ただ、ブログ記事で情報発信するかどうかは、まだ未定です。

    記事を書いたら、またお知らせしますね。

    • Shepard より:

      ミヤマ様

      無事にリタイアメントビザの申請が完了したようでおめでとうございます。
      それにしても一発受領とは羨ましい限りです。WWW
      少しは当ブログ(人柱)がお役に立てたようで何よりです。
      私は今のところ現行のビザを繋いでいこうと思っていますが、NON-OXが取得できたら情報をお待ちしております。
      では楽しいタイ生活を満喫されてください。

  2. ミヤマ より:

    こんにちは。

    NON-OXに関する記事書き始めてます。
    よろしければ、どうぞご覧下さい。

    • Shepard より:

      ミヤマ様

      ブログの方は拝見させていただきました。

      奥さんの心強いサポートを受けながらも、いろいろと苦労されているようですね。
      やはりビザ申請はローカルルールにアジャストさせる必要があるように思います。
      10年ビザについてはあまり事例が内容でまだまだ人柱が必要なようですね。
      無事に取得できることを祈念しております。