後編ではリタイアメントビザの受領とリエントリーパーミット取得の様子を紹介します。
リタイアメントビザ受領
リタイアメントビザの受取りは、イミグレオフィスの8番のカウンターに直接行って、受取りの番号札を提出します。その後は写真を撮られた後に新しいビザに更新されたパスポートが返却されます。リタイアメントビザは申請日からでなく、元の滞在期限から丁度1年間延長されます。
受領時には90日レポートのみで、新しく始まったバンクチェックの説明はなかったので、心配なら確認しておくといいと思います。なお、90日レポートはビザの更新ではリセットされず、レポート期限は変わらないのでご注意ください。
■ビザの受領カード
■リタイアメントビザ 右上がリタイアメントビザ 2020年7月31日まで滞在可
リエントリーパーミット
リタイアメントビザ更新後にリエントリーパーミットを取得してきました。
リエントリーパーミットとは
リタイアメントビザはシングルエントリーのビザなので、そのままではどれだけ有効期限が残っていても出国した時点で無効になります。リタイアメントビザで再入国するには、リエントリーパーミット(再入国許可書)が必要で、ビザを受け取った当日に申請できます。
リエントリーパーミットは1回限り再入国できるシングルと無制限に再入国できるマルチの2種類あり、申請費用はシングル1,000バーツ、マルチ3,800バーツです。リエントリーパーミットは出国時にスワンナプーム空港でも申請できます。
タイプ | 費用 | 再入国回数 |
シングル | 1,000バーツ | 1回 |
マルチ | 3,800バーツ | 無制限 |
リエントリーパーミット申請
リエントリーパーミットの申請に必要な書類は以下になります。
・パスポート
・パスポートのコピー(顔写真のページ、入国スタンプ、出国カード、初回の90日ビザ、新しいビザ)
・写真 4×6cm
・3,800バーツ(マルチ)
新しいビザのコピーが必要になりますが、不足分はイミグレの敷地内の代書屋で取ることができます。代書屋は1枚5バーツと少し高額ですが、リエントリーパーミット用と言えば必要なページをすべてコピーしてくれます。
リエントリーパーミットの申請用紙は受付でもらえ、シングル、マルチ共にTM8のフォームを使用します。用紙を入手したら隣りのブースで氏名、パスポート情報、住所などを記載して、最後のサイン欄の近くに携帯番号を記入します。「マルチ」と「シングル」のチェック欄は希望のタイプ、出国と再入国予定日はエアチケットの提示は不要なので適当、出国目的も「to meet friends」などで問題ありません。
申請書の記入が終わったら受付に戻り、書類の確認と写真を貼り付けてもらい、整理番号をもらいます。その後は右手前の2番のカウンターの前で自分の番号を呼ばれるまで待ちます。自分の順番になり書類を提出すると、簡単に書類を確認して3,800バーツを請求されます。
その後はしばらくカウンターの前で待っていると、リエントリーパーミットのスタンプが押されたパスポートが返却されます。リエントリーパーミットはビザの有効期限と連動し、その間は何回(Multiple)でもタイに再入国できることが記載されています。再入国時はリエントリーパーミットに書かれている番号を入国カードのビザ欄に記入します。
■TM8の申請フォーム 裏面もあり
■リエントリーパーミット 左下がリエントリーパーミット
リタイアメントビザの更新を終えて
リタイアメントビザの更新要件が厳しくなっているような情報がありましたが、結果的には例年と同様にスムーズに更新できました。オフシーズンのためかイミグレは空いており、両日ともに待ち時間無しで、2日間合わせても滞在時間は30分以下だったと思います。
預金の維持期間については、正式に規則が変ったことが文章に記録されていたので、少しずつ厳格化に向かっているのは事実として受け止めるべきです。一方で、運用面(バンクチェック)は最小限の追加措置に留まっており、大きな混乱には至らないと思われ、ホッとしています。現時点では銀行口座に年間を通して80万バーツを維持していれば大きな影響はないようですが、今後変更される可能性もあるので注意深くウォッチする必要はあると思います。
コメント
イミグレの建物から外に出た敷地内の代書屋はコピー1枚5バーツと少し高額ですが、
イミグレの建物内のコピー部署は1枚3バーツと格安です。
また事前にコピーを用意するのであれば、3rdRD・・・サードロードのコピー店では、
1枚50サターンと超~格安です。2枚で1バーツ。
奇数枚数だと値段は切り上げされます。サターンの支払いは無くバーツ払いです。
3rdRD・・・サードロードのコピー店・・・ソイエキサイトとソイPPの間です