日本からタイへの外貨送金のやり方 送金手続き編

前回に引き続き、日本からタイへの海外送金の手順について紹介します。私が実施した手順になりますが、全体の流れの説明のみで、細かな操作手順は割愛させてもらいます。正しい手順の理解と事前準備さえしていれば、金融機関のマニュアルを確認すれば難しくはないと思います。

注意:正確性には十分注意しているつもりですが、実際の送金の際には必ずご自身で金融機関にご確認ください。

前編はこちらから:日本からタイへの外貨送金のやり方 送金手順と手数料徹底比較編

金融口座開設と事前準備

必要な金融口座と事前準備事項概要

送金手続きの前に金融口座開設と事前準備をしましょう。手間と時間の掛かるのはこのパートですので時間に余裕を持って準備しましょう。送金手順を理解し、事前準備さえできていれば、送金自体は簡単です。

・三井住友銀行:インターネットバンキング口座開設、外貨送金サービス申し込み、送金先事前登録、外貨口座開設
・YJFX:FX口座
・タイ銀行:普通口座

三井住友銀行

インターネットバンキング口座開設

三井住友銀行は3大メガバンクの一つですので、銀行についての説明は不要かと思います。初めに、インターネットバンキング(SMBCダイレクト)のできる、総合口座を開設しましょう。店頭に出向くか、ネットから申し込み郵送されてくる申込書を返送すれば、口座開設できると思います。口座番号とトークンと呼ばれるワンタイムパスワード発生機を入手すれば、インターネットバンキングができるようになります

http://www.smbc.co.jp/index.html

外貨送金サービスの開始申し込み

口座が開設されましたら、外貨送金サービスの開始申し込みをします。WEBサイトから申込用紙をダウンロードして郵送するか、店頭で手続きします。登録印鑑と免許証などの身分証明証が必要です。私はパタヤに滞在していますので、家族に代筆、印鑑押印、郵送を頼みましたが、特に問題はありませんでした。2日くらいでサービスが開始されましたが、サービス開始の連絡はありませんでした。

送金先の事前登録

外貨送金サービスが開始されると、送金先の事前登録をネットからします。送金先の銀行情報を登録しましょう。送金通貨毎に登録する必要があります。こちらは担当者が内容を確認しているようで、不備があると電話がかかってきます。登録は申込み日の翌日午後に完了するようです。

送金先の銀行情報は送金先の銀行に確認しましょう。私はサイアムコマーシャルバンクに行って直接確認しました。銀行で送金通貨と外貨送金の受取り可否を確認し、送金先情報を教えてもらいました。SWIFTコード、銀行名、支店名、口座番号、銀行住所があれば登録できると思います。

登録画面からSWIFTコードを入力すれば、銀行情報が検索できると思います。SWIFTコードは本店情報のみですので、支店名は自分で入力する必要がありますので注意しましょう。私の場合は銀行住所は支店ではなく、本店の住所を記入しました。他には送金通貨、電話番号、英文の名前と住所くらいだったと思います。

外貨口座開設

インターネットバンキングが開設されたら、総合口座内に外貨口座を開設しましょう。通貨毎に外貨口座の口座番号が与えられます。オンライン通帳のみで、紙の預金通帳はありません。手数料が高くなりますが、総合口座から送金時にUSドルに両替して送金する場合は外貨口座は不要です。

オンラインで外貨預金のページから外貨の買い付けを選び必要事項を入力すれば、自動的(瞬時)に外貨口座が開設されます。開設の際には投資リスクの説明と運用目的を入力する画面がでてきます。店頭で開設する場合は入金なしで開設可能、ネットからの場合は1通貨単位(1USドル)以上で開設可能です。私は10USドルを外貨に両替して、外貨口座を新規開設しました。

後談ですが外貨口座の開設について、三井住友銀行と一悶着有りました。電話で外貨送金サービスのカスタマーサービスに問い合わせたのですが、外貨口座の開設は店頭のみで可能であると誤情報を伝えられました。別メールでの問い合わせではネットから開設可能との回答でしたので、今度は外貨預金のカスタマーサービスに電話して開設できることを再確認しました。情報には翻弄されましたが、海外からSkypeやIP電話で電話できることは評価できます。

YJFX

YJFXはYahooが運用するFX(外国為替証拠金取引)の会社です。今回は現受という方式で日本円を外貨に両替して、三井住友銀行に外貨出金しました。FXについては何となく胡散臭く思っている人もいると思いますが、正しく使用すれば問題は起きないと思います。

http://www.yjfx.jp/gaikaex/

銀行口座の開設と同じような手続きで口座開設できると思います。リスク性商品ですので投資経験とリスク許容の記載があると思います。

口座開設後に外貨出金するには送金先の外貨口座番号と英文の住所登録が必要になります。こちらはネットから即時登録できます。

タイ銀行

最後にタイでの受け取り側の銀行を開設しましょう。最近はマネーロンダリングの関係で簡単に外国人が銀行口座を開けなくなっています。私も確実な方法を知りませんので、ご自身でご確認ください。

外貨送金の手順

大まかな手順

前編の復讐に成りますが外貨送金の大まかな手順は下記になります。事前準備さえできていれば、複雑な手順ではありません。

・YJFX(FX会社)で日本円からUSドルに両替し、三井住友銀行の外貨口座に送金する。
・三井住友銀行の外貨口座から、USドルをそのままタイのサイアムコマーシャルバンクに送金する。
・サイアムコマーシャルバンクでUSドルを受領後、タイバーツに自動的に両替される。

送金実施日

実際に送金手続きを行った日にちの記録です。日本からタイへの外貨送金はかなり早く、翌日に着金しました。事前準備は三井住友銀行との確認事項に戸惑い、10日くらい掛かったと思います。

2月17日(金) YJFXでUSドルに両替 ⇒ YJFXから三井住友銀行に外貨出金指示
2月21日(火) 三井住友銀行にUSドル入金 ⇒ 三井住友銀行からタイ銀行に外貨送金指示
2月22日(水) タイ銀行に入金

YJFXでUSDに両替

YJFXのFX口座に両替用の日本円を送金します。国内の銀行であれば即時入金サービスを使って、24時間手数料無料で送金できます。為替レートは常に変動しますので、多めに資金を送金しましょう。両替後は手数料無料で残金を引き出せますので心配ありません。

両替用の資金が入金されたら、必要なUSドルを買建てします。現在のレートで両替したいなら、成り行きで注文すればいいと思います。レバレッジは何倍でもいいのですが分からなければ1倍でいいと思います。この時点ではまだ帳簿上で存在する証拠金取引のため、実際にUDドルを保有していることにはなりません。ここまではFXの取引手順の一部です。

UDドルを買建てしたら、現受けという少し特殊な方法でUDドルの現物に交換します。買建てした時から時間が立つと為替による差益、差損が発生しますので、なるべく早く現受けをしましょう。現受けの手続きをしますと、YJFXの口座にUSドルが入金されます。

最後に両替したUSドルを三井住友銀行の外貨口座に出金手続きをします。残った、日本円も出金して、元の口座に戻しましょう。

言葉で書くと難しいのですが、下記のマニュアル通りに、進めれば問題ないと思います。

http://www.yjfx.jp/gaikaex/information/delivery/

三井住友銀行から外貨送金

YJFXで外貨の送金手続きをすると、2営業日後に三井住友銀行の外貨口座にUSドルが入金されます。

USドルの入金を確認したら、外貨送金手続きをしましょう。口座準備の段階で送金先の登録まで完了していれば非常に簡単です。送金先を指定して、金額と送金元口座を外貨口座に指定して、送金ボタンを押すだけです。送金元口座を日本円の総合口座にしてしまうと、これまでの苦労が無になりますので注意しましょう。

タイ銀行でのタイバーツ受取り確認

送金後数日したらタイの銀行に出向き、入金の確認をしましょう。私の場合は送金の翌日に着金していました。三井住友銀行によると、アメリカへの送金のケースで2-3日とのことです。

最後に外貨の送金証明書の発行を依頼したのですが、口座の開設支店でないと発行できないようでした。現在パタヤに住んでいますので、近いうちにバンコクに行って入手しようと思います。入手できましたら、追記させていただきます。

2017/4/9 リンク追記

リンクはこちらから:タイ外貨の送金証明書のもらい方 苦労しました

感想

日本にいればこれほど苦労をすることはなかった思いますが、海外から全てハンドリングしたため、手続きに苦労しました。特に三井住友銀行には外貨口座開設の誤った情報を掴まされ、困惑しました。結果的には問題なかったのですが、出国前に三井住友銀行か新生銀行で事前準備をしておけばよかったと後悔しています。

新生銀行は外貨の取扱いに強く、外貨のハンドリングが必要ならお勧めの銀行です。また、国内では、セブン-イレブンのATMで24時間手数料無料で現金を引き出せます。

良かった点ですが、一回このように送金の流れを作っておけば、次回からは簡単に海外送金できます。また、今回はFX会社で両替し、USドル建てで送金することにより、手数料も減らせました。でも、やっぱりハンドキャリーは簡単で高レートですので、いいなと思ってしまいます。最後になりますが今回は苦労も大きかったですが海外送金の仕組みについて大変勉強にもなりました。

長文を読んでいただきありがとうございました。少しでも外貨送金される方のご参考になれば幸いです。

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