World’s safest airlines for 2017　航空会社の安全性レポート

少し前ですがAirlineratings(エアーライン・レーティングス)という英文サイトに、「World’s safest airlines for 2017」のレポートが公表されていたので紹介します。

飛行機は安全？　飛行機事故の件数と犠牲者数

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2017.02.14

概要

「World’s safest airlines for 2017」は飛行機に関する安全性のレーティングサイト「AirlineRatings.com」のレポートです。英文ですが以下のリンクからオリジナルソースを記事を確認することができます。

World's safest airlines for 2017

www.airlineratings.com

レポート以外にも、WEBページの中央上部の「Ratings」の「Airline & Safety Ratings」から、直接各航空会社のレーティングを確認できます。レーティングは「Safety rating」と「Product rating」を確認できます。

「Safety rating」は安全性に関する評価で、7つの側面から7つ星から０星で評価されます「Product rating」はサービス快適度の評価で、飛行機の安全性とは直接関係ないように思います。フルサービスの大手航空会社は7つ星、LCCは5つ星の評価です。

レポートによるとレガシィキャリアはオーストラリア籍のQantasがトップに輝き、トップ20はアルファベット順に下記の航空会社がランキングしています。日本のJAL、ANAもランキングしており、その他のアジア系エアラインでは、Cathay Pacific Airways、EVA Air、Singapore Airlinesがランクインしています。

LCCのトップ10はアルファベット順に下記のようになります。HK ExpressとJetstar以外は、馴染みのないLCCがランクインしています。AirAsiaは近年の墜落の影響のためか、ランク外です。

レガシーキャリア

レガシーキャリアから私が利用したことのある航空会社をピックアップしてみました。

JAL、ANA、キャセイ、シンガポールエアライン、エミレーツの安全性レーティングは7点満点で、ひとまず安心です。日本、香港、シンガポール籍の航空会社は安全、サービスともに高評価です。過去に何度か事故を起こしたJALも、現在は信頼性を回復しているようです。

Malaysia Airlinesは行方不明機が減点材料になっているのかもしれません。(ウクライナでの墜落は外的要因なので多分減点対象外)Thai Airwaysも評価が低く落胆しておりますが、タイ国籍の航空会社は安全管理体制に問題があるようなことを聞いた記憶があります。

LCC

LCCは5星が満点ですが、LCC会社によりレーティングに差があります。値段を追求しているためサービス評価の低いのは当然ですが、残念ながら安全性も値段に比例する結果になっています。こちらも、相対的に日本、香港、シンガポール籍のLCCはレーティングが高くなっています。

もっとも、レーティングの結果に過ぎず、１つ星や2つ星でもすぐに事故に結びつくほど、現在の航空技術は低くないと信じております。アフリカや南米などにはプロペラ機で運行する、もっとレーティングの低い航空会社も沢山あります。