アパートでドリップコーヒーを淹れる

アパートでドリップコーヒーを淹れてみました

これまでは、スティックタイプのインスタントコーヒーを冷水で溶かして飲んでいました。たまにはホットコーヒーも飲みたくなりましたので、アパートでドリップコーヒーを淹れてみました。

タイのコーヒー事情

タイの一般的なコーヒーはミルクと砂糖がたっぷりで、少し生ぬるい東南アジアスタイルです。

もちろん、タイには多くの欧米人が住んでいるため、いろいろなコーヒー抽出器具を売っています。いろいろな方式のコーヒーメーカーを売っていますが、ネスレのバリスタシリーズだけは見かけませんでした。また、輸入品が主となるため、価格は日本で購入するより高いようです。

今回は味、価格、抽出の容易さ、後片付けの容易さなどから、手軽なペーパードリップを試してみました。一番安いコーヒーメーカーが299バーツで売っていましたが、手軽で応用の効くペーパードリップを選びました。

購入したコーヒー抽出器具

ペーパードリップにはお湯が必要なので、電気ケトルをビッグCで購入しました。電気ケトルは199バーツから売っていましたが、スタイリシュなバーゲン品を399バーツで購入しました。容器が樹脂でできているので、安全性が少し懸念されます。ちなみに、フィリップスなどのメーカー品は1,000バーツ超えです。

コーヒー抽出のドリッパーとペーパーフィルターは近くのスーパーで購入しました。ドリッパーは「SUZUKI」と表示されていますが、タイメーカーのようでした。ペーパーフィルターは40枚で60バーツでしたので結構高いように感じました。

コーヒー豆はタイ生産品から輸入品までいろいろと売っています。輸入品は高いので、タイ生産品のエスプレッソを250gで143バーツで購入しました。店頭でコーヒーミルは見かけなかったので、豆をひいたあとのパッケージ品です。コーヒー豆の原産地は英語で表示されておらなかったため分かりません。コーヒー豆も意外に高いのですが、一種の贅沢品ですので仕方ないのかもしれません。

コーヒー抽出

ペーパードリップの準備ができましたのでコーヒーを淹れてみました。

399バーツの電気ケトルですが1,350Wのパワーで、1.5リットルの水でも5分くらいでお湯が沸きました。容器の樹脂が熱で変形したり、お湯に溶融しそうなのが、少し心配なところです。コーヒーにはペットボトルの水を使用しています。

お湯が湧いたら、ドリッパーにペーパーフィルターをセットし、コーヒー豆を入れて、マグカップにダイレクトに抽出します。ドリッパーにメジャースプーンが入っていなかったので、コーヒー豆の量は適当です。

抽出は最初に少量のお湯をコーヒー豆に掛けて、しばらくコーヒー豆を蒸らします。その後に本格的にお湯を注ぎ、コーヒーを抽出します。

コーヒー　テイスティング

早速出来上がったコーヒーをテイスティングしました。初回の抽出分はコーヒー豆が少なすぎて、味が薄くなってしまいました。また、一度にたくさんのお湯を入れたのも、コーヒーが十分抽出されなかった原因だと思います。肝心の味の方ですが、インスタントコーヒーとは違いますが、カフェで飲むコーヒーには及びません。通常はパソコン作業をしながら、コーヒーを少しずつ飲むタイプですので、このレベルでも十分なのかもしれません。

2回目はコーヒー豆の量を少し増やし、ゆっくりお湯を注いだら、今度はコーヒーが濃くなりすぎました。安定したコーヒーを作るには、ドリップの慣れが必要なようです。

約千バーツの出費で、それなりのコーヒーが飲めるようになり、一応満足しています。しばらくは抽出方法を試行錯誤しながら、コーヒーの味を楽しみたいと思います。