本日はマレーシア・クアラルンプールの電車の乗り方を紹介します。
クアラルンプールはたくさんの電車が走っており、電車を利用すれば市内の殆どの場所に行けます。複数の鉄道会社が運行しておりますが、標識は分かりやすく日本の地下鉄と同じ要領で利用できます。
路線
路線は複雑で毎年のように拡張されていますが、2017年5月時点の路線は以下のようになります。複数の鉄道会社が運行しており、それぞれ切符や改札は異なりますのでご注意ください。異なる鉄道会社を乗り継ぐ場合は、それぞれの切符が必要です。
また、日本と同様に交通系のプリペードカードもあり、Touch’n GoとMypapidの2種類が利用できます。私は保有していませんが、Touch’n Goのほうが対応する路線が多いようです。
クアラルンプール国際空港(LKIAとKLIA2)には、KLセントラルからKLIA Express Lineに乗ればノンストップで行けます。毎時3本から4本運行しており約30分で到着しますが、値段は高めの55リンギットです。また、一部の航空会社はKLセントラル駅で飛行機のチェックインと荷物の預け入れができます。
No | 運行会社 | 路線 | Touch’nGo Card | Myrapid Card |
1 | KTM | Seremban Line | ○ | |
2 | KTM | Port Klang Line | ○ | |
3 | LRT | Ampamng Line | ○ | ○ |
4 | LRT | Sri Petaling Line | ○ | ○ |
5 | LRT | Kelana Jaya Line | ○ | ○ |
6 | ERS | KLIA Express Line | ○ | |
7 | ERS | KLIA Transit Line | ○ | |
8 | Monorail | KL Monorail Line | ○ | ○ |
9 | MRT | Sungai Buloh Kajang Line | ||
10 | KTM | Terminal Eeminal Skypark Line | ○ | |
11 | BRT | Sunway Line | ○ | ○ |
路線図
2017年5月時点の路線図を下記に掲載しておきます。乗車前に路線名と降車駅を確認するようにします。徒歩マークの付いた乗換駅は距離がある場合があるのでご注意ください。
https://love-asia.net/wp/wp-content/uploads/2017/05/20170504_Transit_Map.pdf
KLセントラルの各電車乗り場
KLセントラル駅の各電車の乗り場を簡単に紹介しております。KLセントラルは大きな駅ですが、分かりやすく表示されています。他の駅でも規模が小さいだけで要領は同じです。
1.KTMコミューター コンコースの中央部
2.LRT コンコースの中央部
3.KLIAエクスプレス(空港行き直行便) コンコースの裏側(看板あり)
4.KLIAトランジット(空港行き各駅停車) コンコースの中央部
5.KLモノレール(駅の外) KLセントラルからは別のショッピングモール内部を通って直結
チケットの買い方
チケットは窓口で買う路線と自動券売機で買う路線があります。運行会社によってチケットは違いますが、同じ自動券売機で購入することができます。
自動券売機でのチケットを購入する手順を紹介します。
1.自動券売機は各路線共通の仕様です。
2.初期画面はマレー語のため、「English」のボタンを押して英語に切り替えます。
3.英語の画面に切り替わったら、路線を選びます。路線名と降車駅は事前に確認しておきます。画面に表示されない路線は窓口でチケットを購入します。
4.駅の選択画面に切り替わったら、降車駅を選択します。「A⇒Z」でアルファベット順に切り替わりますが、駅順に並んだ初期画面のほうが間違えは少ないと思います。
5.降車駅を指定すると発券枚数の入力画面に切り替ります。QUANTITY欄に発券枚数を「+」ボタンで加算し、「CASH」を押して最終確認画面に進みます。
路線名、目的地、数量、金額を最終確認し、間違いがなければ支払いをします。AMOUNT DUEがチケットの残金で、券売機に紙幣か硬貨を入れるとその分だけ金額が減っていきます。AMOUNT DUEがゼロになるとトークン(コイン状の切符)がでてきます。その時にお釣りがあればトークンと一緒に払い戻されます。釣り銭の状況によって紙幣が使用できない場合が注意しましょう。下記の画面は赤バツ印(10リンギット以上)の紙幣は使用できません。
電車への乗り方
電車乗り方は日本の地下鉄と同様で、自動改札を通り電車に乗ります。トークンを自動改札機の探知場所にかざせば、ゲートが開きます。降車時は自動改札機にトークンを入れればゲートが開きます。
本日はクアラルンプールの電車の紹介でした。複数の運行会社が運行しており、慣れないと分かりにくいのですが、システマティックに運営されているので問題はないと思います。
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