バンコクのスネークファームと呼ばれる医療センターで、予防接種を受けてきました。私は医療関係者ではありませんので、予防接種の効果や副作用などについては必ずご自身で確認するようにください。
予防接種について
予防接種概要
A型肝炎とB型肝炎の予防接種を受けるために、バンコクのスネークファームに行ってきました。スネークファームはトラベルホスピタルで、多くのバックパッカーが訪れる医療センターです。
日本で予防接種を受けると、健康保険の適応外になり費用が高いのと期間が掛かります。日本で予防接種を受けると1本1万円くらいしますが、スネークファームで予防接種すると3分の1くらいの費用になる場合が多いです。また、予防接種の種類によっては複数回摂取する必要があり、海外居住者は摂取が困難です。
ちなみに予防接種は英語でVaccinationかInoculationで、ワクチンは和製英語です。
スネークファームの行き方
行き方はいろいろありますが、MRTのサムヤン(Sam Yan)駅から行くのが便利で、2番出口から徒歩で5分くらいです。他にもBTSやバスでも行くことができます。
■スネークファーム
■スネークファーム
予防接種を受ける手順
受付
初回訪問時は、建物に入り左に曲がってすぐの1番の部屋で、診察券、予防接種手帳、カルテを作ってもらいます。
受付では個人情報と旅行スタイルなどを記入する2枚の書類に記入します。これまでに受けた予防接種の履歴を書く欄がありますが、分からなければ無記入で問題ないと思います。
申込用紙を受付に提出すると5分くらいで診察券などを作ってくれます。手数料20バーツを支払い、隣の2番の部屋に行って予備検診を受けます。
■入り口
■受付
■申込み書類2枚
■診察券と書類
体温と血圧測定
2番の部屋で血圧と体温測定を行います。、血圧と体温を測ると部屋を出て、すぐ正面の4番の部屋に行きます。
ドクター問診
4番の部屋にも受付があり、1番の窓口で作ってくれた診察券とカルテを提出します。その後は診察室でドクターとの問診になり、ドクターと相談して予防接種するワクチンを決めます。
年配のタイ人ドクターですが分かりやすい英語を話し、自分の希望するワクチンを伝え、ドクターと相談しながら予防接種を受けるワクチンを決めていきます。
英語での問診になり、医学用語は言い換えや文脈からの判断も難しいため、事前に英語のワクチン名などを予習していくことをお勧めします。ワクチン名はブレズクリニックのウェブサイトが参考になり、心配ならスマホに表示させて確認しながら問診を受けるといいと思います。
問診の結果、希望したA型/B型肝炎とドクターに勧められた日本脳炎の予防接種を打つことに決まりました。但し、肝炎の予防接種は以前に受けたことがあるため、抗体検査を受けたあとでないと予防接種を受けられないようです。この日は日本脳炎の予防接種と肝炎の抗体検査の採血を行うことになりました。
問診が終わるとドクターは処方箋を書いてくれ、ワクチンの注意説明書と共に受け取ります。日本脳炎のワクチンは1回の予防接種で5年間有効です。肝炎の抗体検査は2日間必要で、eメールでも結果を知ることができます。
■処方箋と注意説明書
薬購入
問診が終わると、病院内の薬局でワクチンを購入します。薬局は入り口にある5番の窓口です。ドクターに書いてもらった処方箋を提出し、代金を支払うと、ワクチンを販売してもらえます。
■抗体検査キット
■日本脳炎のワクチン
予防摂取の注射
ワクチンを購入後は再び4番の部屋に戻ります。受付で番号カードをもらい、しばらくすると治療室に呼ばれ、予防接種と採血を受けます。
予防接種が終わると受付に戻り、診察券と予防接種手帳を受け取ります。予防接種手帳にはワクチンの接種履歴を記載してくれます。次回の予防接種のスケジュールを確認して、時期が来たら2回目の予防接種を受けます。
■診察券と予防接種手帳
費用
私の払った総費用は1,460バーツでした。明細は診察券作成20バーツ、診察代50バーツ、その他費用30バーツ、抗体検査900バーツ、日本脳炎ワクチン460バーツでした。
ワクチンの価格は他のブログを確認すると以下のような記載がありました。ワクチンによっては複数回の摂取を、受ける必要があります。
B型肝炎(Hepatitis B) 不明
A型+B型肝炎(Hapatitis A+B)混合:1,150バーツ
日本脳炎(Japanese Encephalitis):460バーツ
黄熱病(Yellow Fever):1,000バーツ
腸チフス(Typhoid):400バーツ
ポリオ(Polio):700バーツ
破傷風(Tetanus)/ジフテリア(Diphtheria)/百日咳(Perussis)3種混合:630バーツ
狂犬病(Rabies):350バーツ
■薬局のレシート 診察券発行費用は除く
予防接種は病気への耐性を高めるには有効ですが、副作用も少なからずあります。ご自身で、有効性とリスクを十分に確認してから、予防接種を受けるようにしてください。
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