カジノでのブラックジャックの遊び方 戦略編 1
現在日本に一時帰国していますので、カジノゲームのブラックジャックについて、書き溜めておいた記事を3回シリーズで公開します。
以前にお伝えしたブラックジャックの遊び方から少し時間が経ってしまいましたが、今回はブラックジャックのストラテジー(戦略)についてお伝えしようと思います。少しマニアックな内容ですが、ブラックジャックのゲーム性にご興味の有る方は最後までお読みください。
お断りになりますが、私は既にブラックジャックを引退しておりますので、細かな記憶違いはご容赦ください。また、カジノでの損失はいかなる場合でも私のせいではありませんで、予めお断りしておきます。
リンクはこちらから:入門:カジノ(マカオ・シンガポール)の遊び方について
リンクはこちらから:カジノでのブラックジャックの遊び方 ルール編1
リンクはこちらから:カジノでのブラックジャックの遊び方 ルール編2
初めに
ブラックジャックはカジノゲームの中では勝ちやすいゲームだと言われております。正しくブラックジャックをプレイすれば、カジノのルールにもよりますが49.5%くらいの勝率を得ることができると思います。
ブラックジャックの勝率が49.5%とすると、1,000円の掛け金で100回勝負したとすると、期待値としては1,000円くらいの損失になります。この期待値は他のカジノゲーム、公営ギャンブル、宝くじなどと比べても破格の高さです。もちろん、統計的な期待値を示しているだけで、100回もプレイしないうちに、10,000円以上損することはよくあります。
このようにブラックジャックは正しくプレイすれば、ディーラー相手に惜敗に持ち込めるカジノゲームです。直感を頼りにゲームをすると、間違えた分だけ損失額は大きくなります。繰り返しますが、ブラックジャックに必勝法などなく、今回お伝えするストラテジーは負け金額を少なくする不毛な努力ですのご注意ください。
また、本文を読み進める前にブラックジャックのルールは完全に理解するようにしてください。ルールを知らずに賭場に出入りするのは絶好のカモです。
強いカードと弱いカード
初めに、ブラックジャックの強いカードと弱いカードから説明します。少し感覚的な説明になりますが、これらのことを理解するとブラックジャックのゲーム性が分かるようになります。
掛け金をベットした後にディーラーはプレイヤーに2枚、ディラーに1枚を表向きにカードを配ります。相対的にディーラーとプレイヤーのカードと比べることにより、有利不利を確認することができます。また、このカードの組み合わせによって、カードを引く引かないを決めていきます。
ディーラーの強いカードと弱いカード
ディーラーのカードは1枚配られますが、もっとも強いカードはAで、次は絵札(10含む)です。その後は9、8、7となります。Aは1と11の2通りの使用方法があり、ブラックジャックの役にも必要な最強のカードです。続いて強いのは絵札などになりますが、この辺りの説明は不要だと思います。
次に質問ですが最も弱いカードはお分かりでしょうか?答えは2ではなく6が最弱なカードになります。ブラックジャックのディラーは手札の数が17以上になるまで、ひたすらカードをめくらなければなりません。最も引く可能性のあるカードは絵札(10含む)で、13分の4の確率で引きます。
ディーラーのカードが7以上であれば絵札を引いて、バースト(ドボン)せずに手を作れる可能性が高くなります。一方6以下では絵札を引いても、16以下でもう1枚引く必要があり、バーストする可能性が高くなります。
強いカード | A>絵札(10含む)>9>8>7 |
弱いカード | 6<5<4<3<2 |
ここで覚えていただきたいのは強いカードと弱いカードの分類で、次回に説明するストラテジーの理解に大変重要なことです。また、6のカードの弱さの意味を理解するようにしてください。
プレイヤーの強いカードと強いカード
一方でプレイヤーは初めに2枚のカードが配られます。2枚のカードの合計が21から17までは既に手が完成していますので強いカードです。また、11から7ももう1枚絵札を引いて、自分の手が完成する可能性がありますので比較的強いカードです。
反対に弱いカードは、16から12までのカードです。こちらはもう1枚大きな数をカードを引いて、バーストする可能性が高くなります。2から6までのカードはまだ強さは未知位数で、2枚目のカード次第といったところです。Aの入った組わせは少し複雑になりますので、他の項目で説明します。
強いカード | 21>20>19>18>17 11>10>9>8>7 |
弱いカード | 16<15<14<13<12 |
中間のカード | 2>3>4>5>6 |
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