これまでは阿里山森林鉄道の本線の乗り方を紹介してきましたが、阿里山の森林遊楽区内にある祝山線、神木線、沼平線の乗車方法をお伝えします。
祝山線は朝のみのご来光電車となっており、前日午後に前売りチケットを購入する必要があります。神木線、沼平線は1時間に2本程度運行しており、直接駅に行けば乗車できます。
阿里山森林鉄道支線
阿里山森林鉄道の本線は嘉義駅から阿里山駅までを運行する世界屈指の山岳鉄道ですが、現在は台風被害により十字路駅以降が不通になっています。
一方で阿里山山頂の森林遊楽区内には祝山線、神木線、沼平線の3支線が運行しています。祝山線は阿里山から朝日を見る朝のみのご来光電車になっており、前日午後に前売りチケットを購入する必要がります。神木線、沼平線は1時間に2本程度運行しており、直接駅に行って切符を購入すれば乗車できます。神木線、沼平線は歩いても30-40分程度の短い路線で、よく整備された遊歩道があるので、片道は歩きながら森林浴を楽しむのもいいのかと思います。
運賃は観光列車のためか、祝山線が150台湾ドル、神木線と沼平線が100台湾ドルと少し高くなっています。
路線 | 運行区間 | 乗車時間 | 運賃 | 備考 | |
本線 | 本線 | 嘉義駅⇔十字路駅 | 3時間 | 459台湾ドル | 部分運行 |
支線 | 祝山線 | 阿里山駅⇔祝山駅 | 15分程度 | 150台湾ドル | ご来光電車 |
神木線 | 阿里山駅⇔神木駅 | 7分 | 100台湾ドル | ||
沼平線 | 阿里山駅⇔沼平駅 | 6分 | 100台湾ドル |
■阿里山鉄道路線図 阿里山駅から3支線が運行
■阿里山鉄道概略図 遊歩道を歩くことも可能
時刻表
阿里山鉄道の時刻表は公式ウェブサイトから確認できます。祝山線以外は頻繁に電車は運行しており、歩いてもたいした距離ではないのであまり気にしなくてもいいと思います。
祝山線
公式ウェブサイトに掲載されているのは電車の発車時刻ではなく、日の出時刻ですのでご注意ください。発車時刻は季節により変わり、出発時間は前日の16時30分に発表されますが、だいたいの発車時刻は聞けば教えてくれると思います。
ウェブサイトに書いてある注意事項を簡単に日本語に訳してしておきます。
・平日700名、祝日1000名の乗車が可能
・前売りチケットは前日の13時-16時に嘉義駅、北門駅、奮起駅、阿里山駅で購入可能
・発車時刻は季節により調整され、夏季の4時から冬季は6時まで変わる
神木線
神木線は1日12本運行しています。あまり時刻表を確認しなくても問題ないと思いますが、時刻表を転記しておきます。
10:15、10:45、11:15、11:40、12:05、13:15、13:45、14:15、14:45、15:15、15:45、16:15
神木駅発車時刻 乗車時間7分
10:30、11:00、11:25、11:50、12:15、13:30、14:00、14:30、15:00、15:30、16:00、16:30
■神木線、沼平線案内
沼平線
沼平線も同様に1日12本が運行しています。
09:00、09:30、10:00、10:30、11:00、11:30、13:00、13:30、14:00、14:30、15:00、15:30
沼平駅発車時刻 乗車時間6分
09:15、09:45、10:15、10:45、11:15、11:45、13:15、13:45、14:15、14:45、15:15、15:45
阿里山駅
阿里山駅は森林遊楽区内にあり、ビジターセンターのある駐車場からレストラン街を通り、少し登ったところにあります。阿里山駅は最近作られたと思われる大きな駅で、2階にチケット売り場とプラットホームがあります。阿里山鉄道の支線しか運行していないので、迷うことはないと思います。
■阿里山駅
■阿里山 阿里山で一番大きな建造物
■チケット売り場
■プラットホーム
■神木駅
私は悪天候のため祝山線の乗車を諦めてしまいましたが、阿里山から日の出を見るのが阿里山の名物になっています。機会があれば早起きして祝山線で台湾からのご来光を見るのもいいのかと思います。
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