本日は私がアーリーリタイアと海外移住を決意した理由について、ブログに書いてみようと思います。誰にでもお勧めできることではありませんが、何かのご参考になれば幸いです。
アーリーリタイア
私がアーリーリタイアを意識したのは、今は亡き大橋巨泉さんの著書で、身体が元気な50歳までにリタイアしたいと書かれていたことです。結局、巨泉さんはテレビなどの仕事が忙しく、50歳ではリタイアは実現できなかったようでしたが、当時20代前半の私には強い感銘を受けました。私はこれまでさんざん不摂氏な生活を続けて来ており、いつまで心身ともに健康でいられるか自信がないのでなおさらです。
また、私は昔から今を楽しむことを信条にしており、辛抱を重ねて定年を迎えれば、ある日突然バラ色な老後がくるような考え方はもっておりません。人生を楽しむのなら、不確定な将来より現実的な今で、同じ金額のお金を持っていても、10年後と今では楽しさか違うと思っています。もちろん、20代、30代で今のような生活ができたらもっと楽しかったと思うのですが、そんなことは叶うはずもないので、これからの人生で一番若い今日を精一杯楽しむことを信条にしています。
海外移住
一方で海外移住を目指すようになったのは、前の会社で中国と香港に5年間ほど駐在させてもらったことから始まりました。40歳手前で社命により中国に駐在することになったのですが、いい悪い含めて、いろいろな面でこれまでの価値観が変わりました。私の場合は40代間際での海外デビューになりましたが、20代前半で同じような経験ができればもっと人生が変わったと思うのが悔やまれるところです。
私にとって始めての海外生活でしたがネガティブな意識よりも、新しい刺激的な経験のほうが常に勝っていたように思います。ころあたりは、もともとの好奇心旺盛、寛容性、環境適量力、楽観主義などの性格的なものが適していたのかと思います。これまでに、大勢の駐在員の行動を見てみましたが、海外生活に馴染めるか否かは人それぞれなのでご注意ください。
会社退職 いざ実行
昔から漠然とアーリーリタイアと海外移住については考えていましたが、歳を重ね現実を知るほど行動に移せなくなります。まっとうな社会人であれば会社に踏みとどまるのが賢明な判断ですが、私の場合は運良く早期希望退職の機会に巡り会いした。
日本では希望退職はネガティブに捉えられることが多いようですが、私にとっては労使共にWIN-WINの絶好の好機でした。退職を実行に移すときは大きな決断になりましたが、今でもその時に決断できてよかったと思っています。
もともと、終身雇用には否定的な考えでしたが、ぬるま湯浸かっていると居心地が良いものので、気がつけば高卒で入社してして29年半も一つの会社で働いていました。最後になりますが私の人生で最も多くの時間を費やした昔の会社には、今でも感謝していることは付け加えております。
機会があればこの後のプロローグについてもまたブログに書いていこうと思います。
コメント
時々ブログ拝見しています。 私は現在63歳東京出身で、2016年から本格的に年金ビザで滞在しています。早期リタイアになるのでしょうか。
ブログ記載タイビザ取得の際、ご苦労された話はすごく同感する事があり、面白く拝見しました。
パタヤでの生活おいて、外国人である日本人がとるべき行動、海外生活で必要な心掛けなど、貴殿のおっしゃることに同じ意見です。
短期間ではありますが、米国コーネル大学、中国の深圳、青島の駐在経験もあります。
海外生活には、駐在員生活、日本人は特に得て不向きがあるようです。 私も、もっと早く海外生活を経験したら、さぞ良かったろうと、思っています。
機会がありましたら、どこかでお会いできたらいいですね。
hagiwara様
ビザ取得はお恥ずかしい限りですが、海外でも諦めずに突き進めば、なんとかなることを知ってほしい思いでした。
いい悪いは別として海外生活に向く向かないは、性格や才能的な要素もあるのかと思っています。
誰にでも海外移住は勧められるものではありませんが、日本で楽しくない日々を過ごしている人がいれば、このような生き方もあるということは知ってもらいたいです。
また、私が現在パタヤで生活できているのは駐在時代の厳しい経験が自信になっていることは確かです。
はじめまして。私は50代半ばのオジサンです。
私がやりたいと思っている事を既に実践されているシェパードさんのブログを興味深く時々見させてもらっております。
私もタイが好きですし、巨泉さんの本に影響を受けた一人です。
私も早くリタイアしたいですね。
完全移住とは行きませんが、プチ移住ぐらいを希望しています。
リタイアするまでは相変わらずの短期旅行者ですが・・・。
よろしくです。
ユージロー様
現実的な問題として現在の日本の社会では、リタイア、海外移住となるとハードルはそれなりに高いのかと思います。
しかし、行動しないと何も変わらないので、在職中に短期滞在を繰り返すのは良い選択だと思います。
私もプチ移住も考えましたが閉鎖的な日本では、50代プータローの社会的な居場所はないようです。