昨年夏に引き続き、ベトナム空港の深夜便で、ハノイ経由でセントレアまで帰国しました。昨年とほぼ同じですが、ハノイ→セントレア間のANAのサービスにアレレと思ったのでブログに残しておきます。
今回利用したハノイからセントレアはベトナム航空が主体の共同運航便ですが、ANAの機内サービスで運行しているので、当ブログではANAのサービスと記載します。
日本流の過剰サービス? 深夜便は寝かしてください!!!
深夜便の場合はそっと寝かしておいてくれるのが最大のサービスだと思っています。ところがこのフライトは、強要とも思われる過剰なサービスが施されます。タイムラインにまとめましたが、寝る時間はあまりありません。
出発地時間 | 到着地時間 | 内容 | 備考 |
00:25 | 02:25 | 離陸 | 照明はOFF |
00:45 | 02:45 | 照明ON | |
00:55 | 02:55 | ドリンクサービス | ワゴンサービス |
01:25 | 03:25 | 照明OFF | |
02:45 | 04:45 | 照明ON | |
02:55 | 04:55 | 朝食 | |
04:45 | 06:45 | 着陸 |
ドリンクサービス
飛行機はベトナム時間の00:25出発で、機内照明を消灯して離陸します。離陸後にシートベルトサインが消え、シートを倒し本格的に寝ようとすると、全照明がONされます。その後は機内アナウンスが流れ、ドリンクのワゴンサービスが延々と始まります。深夜の時間帯であれば、ペットボトルの水か予め紙コップに注いだ飲み物をトレーに乗せて希望者のみに配れば十分だと思うのですが、全員にドリンクが提供されます。機内の照明が再び消灯されたのは離陸後1時間後でした。
消灯中もモニターON
機体は両側3列シートのエアバスA321で、各シートにモニターのないタイプでした。共用のモニターが上部のコンソールから降りてきますが、消灯後もモニターが点灯していました。音声はオフにしていますが、映像はそのまま流れており、暗い空間の映像はチカチカして眠りを妨げます。深夜に無音の映像を流す必要性はないので、このあたりはもう少し乗客の気持ちに配慮してもらいたいものです。
朝食
昨年と同じですが一番なんとかしてほしいのは朝食です。朝食は着陸の2時間前から始まるため、ベトナム時間では2時45分からの食事が始まります。
深夜なのか早朝なのか判別のつかない時間に突然全照明がONになり、朝食のアナウンスが入ります。その後は延々と朝食のサービスになりますが、ご丁寧なことに寝ている人も体を揺すって容赦なく叩き起こされます。
サンドイッチかドギーバッグに入れた簡単な食事を着陸寸前に配れば済みそうなのですが、このエアラインはフルサービスの食事にこだわっているようです。普通に考えればこの時間は朝食よりも睡眠で、せめて着陸の1時間前までは寝かしておいてほしいものです。
ついでにANAの機内食の味は?
サービスへの不満とともに、ANAメニューの機内食も期待外れでした。ただし、過大な期待に対してのことで、ANAの食事が他のエアラインよりも特段不味いわけではないと思います。
機内食はANAのメニューで提供され、和食と洋食の2つから選べます。日本のエアラインの機内食はしばらく食べていなかったので、機内で和食の朝食を食べたらさぞかし美味いのかと期待しながらオーダーしました。最近は外食産業とのコラボも行っているようで、機内食の進化を期待していましたが、10年前からあまり進歩していないようでした。
ちなみに機内食は朝食メニューではなく、昼食、夕食メニューと同じもののようでした。ANAの朝食と聞いて、美味しい卵焼き、ソーセージ、漬物くらいはあるのかと期待してしまった私が間違いでした。機内食が不味いと文句をつけるつもりはありませんので、誤解なきようにお願いします。
他にびっくりしたのはエコノミークラスにもかかわらず、ドリンクサービスにカクテルが用意されていたことです。機内でサービスを求めるのであればビジネスクラスに乗ればいいのであって、エコノミークラスでは有料にするかその分運賃を下げるべきと言うのが私の持論です。日本ではサービスは無料と考えがちになりますが、すべてのサービスには費用がかかり、最終的に運賃に転嫁されます。
海外生活の長い私には日本流の過剰なサービスは馴染めないようで、海外のエアラインのほうが心地よく感じてしまいます。ベトナム空港は低運賃のレガシーキャリアとして、今後も頑張っていただきたいものです。
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